
勉強が苦手な子供に、自宅学習をさせたい。
そのために問題集が必要。
ちょっと待ってください、
問題集を買ってあげれば勉強が得意に変わると思いますか?
もっと根本的な、勉強が苦手である理由を解決することをしないと、得意にはなれません。
今回は問題集を購入する前にするべきことの方法です。
もくじ
なぜ自宅学習用の問題集が必要としているのか

自宅でやる問題集がなぜ必要としているのか。
「苦手な勉強を出来るようにするために決まってる」
そう聞こえてきますが、
はたして問題集で自宅学習をし、それが解決するのでしょうか。
それを知るには、もう少し深く勉強が苦手である理由を探ってみましょう。
勉強が苦手な理由は

子供が勉強が苦手、勉強をしない理由。
それは、勉強が面白くないからです。
面白くないから、勉強をしたくないし、しなければどんどん勉強が解らなくなり、どんどん苦手になります。
では、なぜ勉強が面白くないのかと言うと、勉強が解らないからなんです。
うーん、悪循環になってるのがわかりますか?
勉強が面白くない。
↓
勉強しない。
↓
勉強解らなくなる。
↓
解らないと面白くない。
↓
面白くないから勉強しない。
なぜ勉強が面白くないのかは、勉強が解らないから。
では次に、なぜ勉強が解らないかです。
それは、勉強の仕方が解らないからなんですね。
そして、勉強の仕方が、これまでずっと分からなかったから、基礎も定着できていません。
その為に学校の授業にもついていけなかったりするんです。
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宿題と問題集の違いは

勉強ができるようになって欲しいという想いから、
自宅学習用として、問題集を子供に与える親は多くいます。
あなたもそう考えていたと思います。
では、小学校で出される宿題と問題集の違いはなにか考えてみて下さい。
主に出されるのは、漢字ドリルと算数ドリルです。
ドリルの中身は?
そう、問題集ですよね。
違いとしてあえて言うならば、自宅学習用に購入する問題集は、
応用問題や難易度を選んで買うことが出来るということでしょうか。
これまで散々ドリルという問題集を子供はこなしてきました。
でも勉強が苦手。
もしくは、宿題として出されてるのに、勉強が解らないからと、ドリルはほとんどやらずにきました。
- ドリルやっても苦手。
- ドリルを全然やらない。
そんな子供に、勉強が苦手だからと新たに問題集を買ってあげても、勉強ができるようになると思いますか?
答えは、「勉強は出来るようになりません。」
勉強が嫌い、苦手だという子供にとって、
宿題で出る学校のドリルも、自宅学習用に買った問題集も同じです。
子供が、買った問題集を見て、
「おっ、この問題集は質が良い!」
なんて思える目で見ることなんてできないですよね。

むしろ、「嫌な勉強が増えた…」
って気持ちが出て来るんじゃないでしょうか。
ですので、子供が勉強を苦手としているから問題集を買うのは、ちょっと待ってください。
問題集を買うならば、勉強が嫌いじゃなくなってからです。
自宅学習では、これまでと違う方法を試してみるべき

勉強を嫌いじゃなくするには、勉強ができるようになることです。
なぜ勉強ができないのかは、勉強が解らないからです。
なぜ勉強が解らないのかは、先ほども出てきましたね。
あなたの子どもは、まだ勉強の仕方を知らないからなんです。
今あなたの子供に必要なのは、問題集ではなく勉強の仕方を知ることです。
変わるには、やり方も変えることが必要

これまでやってきた勉強の仕方では、成績が良くならない、テストの点数も悪い状態なんです。
だから、正しい勉強の仕方に変えなくちゃ、勉強が苦手から変わることができません。
自宅学習をすることは凄く良いことですが、それをこれまでとは違う勉強の仕方にしなければいけません。
これまではドリルを、ただノートに書きとるだけの作業となっています。
漢字ドリルも算数ドリルもです。
それでは頭に入らないので、勉強ができるようになりません。
問題集を与えても同じことの繰り返しとなるだけです。
まず勉強が苦手な子には、「やればできる」という感覚を味合わせてあげることです。
その為には、勉強のハードルを下げてあげるんですね。
簡単なことから、できることからやらせてみるんです。
ドリルの問題をただ解かせても、苦手だからできません。
基礎に戻って、ドリルで勉強するなら、まずはドリルを読んでみるんです。
解らない場合は、答えを見てもいいです。
読んで、答えが言えるようにします。
言えるようになったら、答えを隠して読んでみて下さい。

ドリルの問題を解くより、読むことの方が断然簡単ですので、きっとできます。
徐々に徐々に、できることからステップアップしていくんです。
最初は、「出来る」という感覚を植え付ける感じですね。
例えば漢字の勉強でしたら、
- 声を出して読む
- 目をつむって読む
- 指でそら書きする
これを1日1漢字ならできますよね。
これぐらいハードルを下げてあげれば、できます。
1年間で習う新漢字は200個くらいですので、1日1漢字を覚えていっても間に合うんですね。
徐々にやっていれば、漢字が出来るようになり、やれば自分にもできるという自信もつきますし、漢字の勉強の仕方が確立できているので、これまでより勉強が苦手じゃなくなります。
直ぐに勉強の結果を求めないようにしてくださいね。
徐々に簡単な出来ることからステップアップしていくんですから。
今は小さな「出来る」という感覚を味合わせてあげて下さい。
段々と勉強が面白くなって、自分かやるようになってきたら、次は自宅学習用に問題集とかの出番ですね。
ただ勉強が苦手だった子が、勉強に面白さを感じるようになってきたとこなので、また単純に問題集を数ページもやらせるといった方法は苦行になり兼ねません。
そこで、問題集や、教材など、自宅学習をするアイテムを選ぶときは、子供がやり易いものを選ぶことが大事です。
あなたの子どもにとって、苦にならない方法でできる勉強方法が取れる自宅学習のアイテムです。