
勉強ができる子と、できない子の特徴の違いには、親の違いにも表れます。
親が子供に与える影響は凄く大きく、
子供が将来どんな人間になるのかは、小学生・中学生での勉強を如何に上手くさせるかが親の腕の見せ所なのかもしれません。
今回紹介する勉強ができる子の親がしていることは、実際に僕が行っていることです。
親バカに聞こえてしまうかもしれませんが、中学1年生と小学4年生(2018年現在)の娘息子はクラスでもトップクラスの成績を上げてくれています。
何か参考にしていただければと思います。
もくじ
勉強ができる子の親がしていることとは

僕自身、小学生から高校まで勉強をしてきましたが、自他ともに認める勉強のできない子でした。
まず言いたいことは、親の頭が悪かったとしても、子供も頭が悪くなることはないってことです。
そして、自分が勉強をちゃんとしてこなかったことで、苦しんだことや後悔したことを糧にして、我が子に勉強の大切さを心から教えることが出来ます。
僕が子供の時に、”親からこうして欲しかったな”と、今になって思うことを実践しています。
将来の話をしている

大人になって勉強が好きになりました。
勉強といっても数学や国語といったものではありませんが。
何かというとイタリア語を勉強するようになりました。
あれだけ勉強が嫌いだったのに、英語ですら全くできなかったのに、イタリア語なんて勉強出来るのって感じです。
でも出来ました。(まだまだ中の下くらいの語力ですが)
ちっとも苦になりませんし、とても楽しくてイタリア語の勉強をしたくてしたくて仕方がないです。
なぜでしょう。それは、
「イタリアに行きたい」
「イタリア人の友達に会って、一緒にワインを飲みたい」
という目的・目標があるからです。
子供の頃は勉強をやる理由や意味なんて知る由もなく、ただやらなくちゃいけないのかという思いだけでやっていました。
それでは、勉強にやる気もでないし、継続もできないのは当たり前なんですね。
ですので、僕は子供たちには、将来何がしたいのかや夢や目標などを意識できるように将来について話をします。
よく、難しい計算や漢字を覚えたって、大人になってから使うことは無いよなんて言う大人もいますが、それとは真逆なことを僕はしてるかと思います。
子供たちが将来の夢ややりたいことを達成するためにも、今できる勉強が凄く重要で大切なんだと話します。
よく使うキーワードとしては、
「何かを目指すことをしろ」です。
その為に必要なのことで、今できることが勉強なんだと。
これだけ自由に勉強ができる時間があるのは、今の子供の内だけ。
この時間をとりあえず過ごすのではなく、将来を目指して過ごして欲しいんです。
勉強をする動機付けです。
⇒勉強する習慣をつける方法は3つの動機+やる気が強い子になる子育て
興味を持つことはなるべくやらせる

子供は色んな事に興味を持ちます。
そして移り変わりも早かったりします。
直ぐに飽きて次はこれ、次はあれとなると、
「どうせ続かないんでしょ」と、
子供に何か新しことをやらせるのに抵抗が出てきますよね。
もちろんやらせてあげられないこともありますが、なるべく興味を持ったことはやらせてあげられるようにしています。
ギターに興味を持った時はギターを買ってあげました。
僕も学生時代ギターをしてたのもあり、うれしかったのもありますが。
バスケにハマり出したらボールとゴールを買いました。
絵にハマったときは結構本格的なデッサンの仕方の本を買ってあげました。
凄く絵が上手になりましたよ。美術の先生がビックリするくらいです。
息子は特に興味を持つものの移り変わりが激しく、継続ができません。
でも、「どうせまた直ぐに飽きるんでしょ」なんてちっとも考えていません。
のめり込めるように手助けをします。
飽きたら飽きたで、また何か次のことに興味を持ってくれたらいいです。
子育て当初は、サッカーをやらせたいなーとか色々思っていましたが、
これは親のエゴであり、子供自身が求めてないなら無理にはさせないで、
本当にやりたいことをさせようと思うようになりました。
今はそのバスケと、勉強に自信が着いたこともあり、勉強にもハマっています。
子供中心の生活

親がやりたいことの為に、子供に我慢をさせるのはなるべく避けています。
完璧には出来ていませんが、子供ではなく親である自分が我慢するようにしています。
子供があれしたいこれしたいって場面ありますよね。
包丁使ってみたいとか、洗濯物をたたみたいとか。
子供がやったら失敗するだろうな、余計に時間が掛かるだろうなってときも、まずやらせます。
急いでるときも、何かやってみたいことや子供なりの準備とかがあり遅れそうになっても、急かさないでじっと待ちます。
子供から湧き出る色んな意欲をなるべく達成できるようにしています。
自分が勉強している姿を見せる

先ほどイタリア語の勉強が好きだと言いました。
僕は子供の前でその好きなイタリア語の勉強をノートやテキストを広げて勉強していました。
すると子供たちも僕の隣に来て勉強をするようになったんです。
まだ中学1年の子が小学校低学年の頃ですが。
その時から親が勉強を楽しんでやっていることを目にしてきています。
ちょうどその子も英語を習っていて、
「なんでそんな勉強ができるのー、すごーい」
「いいーなー」
といって、尊敬のまなざしで見てくれていました。
子供は親の背中を見て育つといますが、こういうことなのかなと感じています。
ブログを書いていることもそうです。
毎朝早起きして書いてることを子供は知っています。
継続して頑張ってる姿がどう目に映ってるのか分かりませんが、悪くは見えてないでしょう。(笑)
宿題中はなるべく近くで見ている

これは僕の仕事柄、子供の近くに居てあげられるからできることでもあります。
子供たちは学校から帰ってきたら直ぐに宿題を始めます。
その時は子供のそばになるべく居てあげます。
解らないことがあれば、すぐに教えてあげます。
教え方にもコツがあり、答えをズバっと教えたりはしません。
こちらの記事も読んでください。
⇒子供への勉強の教え方、イライラしないコツはマインドセット
とにかく、子供のが勉強をしているのを放ったらかしにしないようにしています。
「ちゃんと勉強していることを見ているよ」、「一緒に勉強をしているよ」といった感じが伝わると良いなと思いながら見ています。
また親がいることで、子供も勉強に張りがでるので、集中力もあがります。
誰かが近くに居る状態で勉強することにはそういった別の効果も期待できるんですね。
勉強が得意であることを認識させる

これは、勉強をしたことによってできたことを褒めてあげることです。
テストや成績表を見ても、褒めるとこが分からないなんて言う人もいますが、それは褒めるところを探してないからです。
褒められる部分を探そうとしてテストなどを見ないと見つかりません。
褒めることを前提でテストや成績表を見て下さい。
点数は何点でもいいです。
悪い点数の中にも褒めることが出来る部分があります。
そこを褒めてあげて下さい。
そしてどんな勉強してきたのか把握しておき、その勉強のおかげ正解したことを褒めてあげて下さい。
うちの子たちはテストの点数はとても喜ばしい点数を取ってきてくれます。
勉強しているから点数が取れていることをしっかり体感させ、あなたは勉強ができるんだよということを認識させています。
ちょっとづつでもいいのでその積み重ねが大きな自信へと変わっていくと思います。
勉強をしたことで得られる成功体験を味合わせることです。
字を丁寧に書くことをを意識させる

これは結構うるさいかもしれないです。
僕自身字が下手くそで、恥ずかしい思いを毎日しているからなのもあります。
字が綺麗かどうかというよりも、下手でもいいので丁寧に書くことを意識するように言っています。
字を丁寧に書けている勉強は、質のいい勉強になっています。
逆にザザっと汚い字で勉強しているのは、勉強自体もザザっとしていて、質の悪い勉強になっています。
恥ずかしい話ですが、中学1年の娘も小学4年生の息子もすでに僕より字が上手です…
得に習字塾とかは通っていません。
意識だけで充分字は上手になるんですね。
一緒に遊ぶ

先ほど、子供が興味を持ったことはなるべくやらせてあげると言いました。
その中で、出来ることは僕も一緒に子供と遊びます。
親と子のコミュニケーションですね。
でも僕自身も楽しんで出来ているので、凄く良い関係が築けます。
子供は親と遊びたがります、遊ぶことはストレス発散にもなります。
勉強を直接は関係していないかもしれませんが、親子関係の良さは色んな面で好影響があるのはあなたもご存知ですよね。
勉強を強要しない

支配する親って聞いたことありませんか?
親が子どもを思い通りにしたいがために、あれしなさい、これしなさい、あれはダメ、これはダメと、何でも決めてしまう親です。
子供の将来を思ってのことなのですが、じつはこれが逆に子どもの自由な将来を奪ってしまってるんです。
勉強に話を戻しますと、「勉強しなさい!」という強要です。
これはほとんど言うことはないですね。
「宿題したの?」って確認はすることありますが、それ以上は子供を信じて任せています。
宿題をしないで学校へ行ったことは一度もありません。
宿題を忘れていったら自己責任だという、責任感が持てていると思います。
強要は人にやらされてるわけですので、やる気も起きませんよね。
自分から勉強するようにならないと、本当にいい勉強にならないです。
早寝早起きを徹底

子供の睡眠は凄く大事です。
身体の成長に凄く関係しています。
そして勉強に関しても、睡眠は大事なんです。
具体的にですと、記憶の定着は睡眠時に行われています。
しっかりとした睡眠が取れなければ、せっかく勉強したことも忘れやすくなってしまいます。
睡眠不足は言うまでもないですよね。
うちでは子供と睡眠の関係を重要視していて、早寝早起きをっ徹底しています。
布団に入るのは遅くても9時半ですね。
朝は5時半起きです。
僕も朝以外は子供と同じ生活リズムです。
一緒に寝て(9時前に布団に入ることも)、朝は子供たちよりも早く起きて朝活をして、子供たちを起こします。
そして朝ごはんを一緒に食べます。
とにかく夜更かしは今は厳禁です。
怒らない子育て

僕は親になった当初、子供を怒ってしつける父親でした。
特に息子には、男だからと厳しく育てなくちゃという想いがありました。
でもこれは間違いでした。
色んな本を読んだり、インターネットで調べたりして、子供の気持ちを考えることが出来るようになったんですね。
子供の気持ちを考えると、親に怒られる理由が理不尽なことばかりなんです。
まだ何もわからない子供が、できるわけないこと、失敗することは当たり前です。
それを怒るのは理不尽極まりないですよね。
トイレトレーニングで怒るのもそうです。すぐトイレでおしっこやうんちができるわけないです。
いつかは絶対に出来るようになるんだから、できるようになるまで怒らないでゆっくり待っていてあげればいいんです。
勉強もそうです。
まだ知らないから勉強しているんです。
こんなことも解らないのなんて怒るのは、子供の自信を奪うだけです。
勉強を教えてあげる時も、子供を自分と同等に考えないでください。
子供は解らないのが当たり前で、大人にとって大した事じゃやなくても、子供にしたら難しかったりします。
最後に
本当は、僕がこれまで子供に対して勉強ができるようになって欲しいと思って行動してきたわけじゃないんですね。
気付いたら勉強ができる子に育ってくれていました。
子どもには何か得意なものを持たせたいと思っていました。
だから何かスポーツなど習い事をさせたかったです。
小学4年生の息子は何も習い事したがりません。
興味は持つのですが。
凄く心配でした。
なにか得意なものを持つことで自信をつけさせたかったからです。
でも今は、勉強が得意なものになりました。
凄く自信を持っているように見えます。
盲点だったというか、外ばかりを見ていた自分に気が付きました。
子供が何を得意にするかは親が決めることではなく、子供自身なんです。
もし無理やりにでも何かスポーツをやらせていたら、どうなっていたかわかりません。
嫌々やらされる習い事、学校の勉強も嫌になる。
嫌なことをやらせる親。
今みたいな子には育ってなかったかもしれません。
子供をしっかりと見ることが本当に大事ですね。