
勉強に苦手意識がある小中学生は、やってもないのに最初から決めつけている部分があります。
とてももったいないです。
やればできるということをまだ体験出来ていないんです。
この体験が積み重なることで、苦手という気持ちから解き放ちます。
苦手意識を克服する為の2つのポイントを紹介します。
勉強が苦手な小中学生は、食わず嫌い

算数が苦手、社会が苦手、どんな教科でも勉強が苦手だと言う子は、
やってもないのに、自分には「できない」「無理だ」と決めつけてしまっている子が多いです。
実際にはやってみなくちゃ分からないのに、やる前からです。
食わず嫌いなんですね。
何でもそうですよね、食べてみたらおいしかった、やってみたら楽しかった。
試してみたら凄く得意なスポーツだった。
まずはやることをしないと変わらないんです。
勉強に関して言うと、最初から苦手だという、苦手意識が先行し過ぎちゃってるのが問題です。
苦手克服のために、ドリルや問題集をやり込ませようとする親もいますが、これでは一向に出来るようになりません。
まずは、問題が解けるようになる前に、苦手意識を取っ払うためのことをする必要があります。
勉強が苦手であるを克服するには

勉強の苦手克服のための第一歩としてのポイントを2つ紹介します。
勉強が苦手な子は、勉強すること自体が好きではないし、
ドリルなどをやらせても効果的にはできません。
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苦手意識を取ることに着目してみましょう。
簡単なことから徐々に

難しいこと、できないことを無理やりやっても、できないものは出来ません。
ちょっとでも「できない」「無理」と思えば、結局苦手意識がまた強まるだけ。
ですので、できるところからやってみるようにしましょう。
レベルを下げて、量も少なくていいです。
まずはやってみるということを重点にします。
食わず嫌いでも、ちょっと味見程度ならしようとしてくれますよね。
勉強もハードルを下げて、取っつきやすくしてあげます。
勉強ができない、授業についていけないと言うのは、基礎ができていないからでもあります。
⇒小中学校の授業がわかりにくい、理解できないは致命的
まずは、簡単な基礎から出来るようにステップアップしていってください。
基礎がないと、「勉強した」→「解った」→「できた」が中々体験できません。
これが最初に体験してなかったことが原因の一つです。
学年が進めば進むほど、勉強が段々難しくなっていきます。
すると段々理解も難しくなってきます。
ますます苦手意識が強まります。
ですのでまずは、出来ることからやることで、「やればできる」を手に入れて下さい。
苦手意識をポジティブに

スポーツ選手が試合前に、「自分ならできる」「上手くいく」など、いいイメージをすることは良く知られています。
「失敗したらどうしよう」「負けたら・・・」マイナスイメージをなるべくしないように、意識をポジティブに持って行きます。
マイナスイメージを意識してしまうと、本当にそのようになってしまうものなんですね。
気持ちでも負けてしまいます。
勉強も同じようなことが言えます。
結果なんて決まってもないのに、苦手意識から最初からできない、わからないと決めつけてしまっては、出来ることもできなくなってしまいます。
もし子供が、勉強を前にして、ネガティブな言葉を言うようなら、ちょっと一言でもいいので、その言葉はマイナスイメージであることを教えてあげて下さい。
子供からしたら、それがわかるだけでいいです。
良い言葉ではないこと、言わないほうが良い言葉だったと自覚できればいいんです。
そのうちに、段々とネガティブな言葉は少なくなっていき、次第に言わなくなっていきます。
一つ目の簡単なことから徐々に出来るようになることを体験していけば、自分もやればできるんだということが分かってきます。
そしてネガティブな言葉も言わなくなって、勉強に対するやる気などが出てきます。
これが重要、勉強で学力が上がるには、
やる気をもって、正しい勉強方法が必要だからです。
まとめ~出来たという達成感の積み重ね

とにかく、勉強をやってみない事には「出来た」「解かった」という達成感を得ることができません。
勉強での成功体験とよく言われますが、今までこれが無かったために、勉強が苦手だとなってしまったんです。
今回のまとめになりますが、
- 勉強の苦手意識は食わず嫌いです。
- まずはやってみなくては始まりません。
- 出来ることから、ハードルをさげてやってみましょう。
- ネガティブな言葉は良くないことを教えてあげて下さい。
少しづつ、「できた」という達成感を積み重ねていくことで、勉強が苦手から、勉強が好きに変わって行きます。
直ぐに結果を求めないことも大事です。
一歩一歩、子供を見守ってあげてください。
そして結果が出たときは、しっかりと成功体験を味合わせてあげて下さいね。