
子供に勉強を教えるとき、どうやって教えればいいのか。
そのポイントを僕が実際に子供たちにやっている方法から紹介します。
それから、子供に勉強を教えるとイライラしてしまう、その問題を解消するマインドセットです。
もくじ
子供に勉強を教えると何故イライラ?解消するコツは?

子供に勉強を教える場面は、何度もあります。
でも教えているとイライラしちゃうんですよね。
「なぜこれが分からないの?」
「だからこういったでしょ!」
「何回言えばわかるの!」
「なんでこんな簡単なことが分からないの?」
こんな感じでしょう。
この気持ちは分かります。
でも子供の気持ちはどうですか?

親であるあなたと子供は対等ですか?
同等の能力がありますか?
運動力的にも知力的にも、理解力も色んな面でです。
子供に勉強を教えていてイライラする親は、そこが抜けているんです。
自分と子供とのギャップを理解できていないんです。
そのギャップから思い通りにならなくてイライラしちゃうんです。
でも子供が勉強を教えられても解らない、何度も同じ間違いをする。
大人からしたらあり得ないかもしれないけど、子供の能力からしたら仕方がないことなんです。
子供はまだまだ分からないことがあるから学んでるんですよね。
なのに、「何で分からないの!」なんて怒ったりするのは矛盾していると思いませんか?
このイライラの度が過ぎると、教育虐待や教育暴力なんて問題に発展してしまいます。
勉強以外の面でもそうなのですが、子供は分からないのが当たり前です。
大人と同じようなことを求めても無理な話です。
イライラしてしまう気持ちは分かりますが、そんな時は直ぐに言葉や態度に出さないで、一呼吸ついてください。
そして、可愛い我が子が学ぼうと一生懸命頑張ってるということを思ってください。
子供が分からない、理解できないのは当たり前ですからね。
またあなたは教えるプロではないということも理解する必要があります。
つまり子供が理解しやすいように教えられていないかもしれないんです。
それを棚に上げてイライラしてるかもしれないってことです。
子供への勉強の教え方

子供に勉強を教えるとイライラするのに対処できるようになりましたら、どう勉強を教えるかです。
実際に僕がどんなことをポイントに、子供へ勉強を教えてるかを紹介します。
答えを教えない

分からないから教えてと言われて、すぐ答えを教えないことですね。
答えを教えたら何にもなりません。
学ばなくちゃいけないのは、その答えにたどり着く方法です。
ですのでその解き方のヒントを教えています。
漢字だったら、違う読み方を例に、漢字の意味から思い出させます。
もし分からなければ、ドリルの別のページを見直させたりします。
解けたときは軽く褒める

勉強を教えていて、子供が自分の力で問題が解けたときは、手放しで褒めます。
大げさには褒めませんが、自信をつけさせることと、解き方で合っていることを分かってもらうためにです。
子供が勉強をする動機は大きく分けて3つあります。
その一つが顕示動機といって、親や先生に褒められたいという気持ちからくる動機です。
この動機ばかりではダメですが、この動機を満たしてあげることで、勉強のやる気も出てきます。
解らないときの対処方法を教える

勉強をしていて解らないことに遭遇した時に、どうすれば良いのかを教えてます。
例えば、教科書を見る。
辞書を引く。
インターネットで調べることもあります。
ですので、教えてと来たときは、教科書を出させて一緒に見直します。
そして教科書を理解できるように手助けをして、分からなかった問題を解かせます。
自分で調べられる力を教える感じですね。
解き方のプロセスを教える

答えを教えないと繋がっていますが、答えまでたどり着くプロセスを教えます。
なぜこういった計算をするのか。
なぜこの漢字を使うのか。
物の仕組みや、生き物の仕組みもどんな理由があってそうなっているのか。
この何故の部分を知ることで、子供は覚えやすくなります。
学校でどのように習っているかを確認

僕たちが子供の頃に習った方法と、今の子供たちが習っている方法が違う時が多々あります。
ですので、子供がおかしな方法をしているなと感じたら、学校でどう習っているのかを確かめます。
そしてそういう解き方もあるんだねと、逆に子どもに教えてもらいます。
それから、他の解き方も教えたり、効率のいい方法だったりも教えます。
ただこっちの方法の方が良いよと、軌道修正させたりはしません。
学校で習っていることを否定してしまったら、子供は混乱してしまいますから。
結構親が教えることよりも、学校で教えてもらうことの方が、子供は正しく思っています。
子供が作ったノートを利用する

子供が学校の授業で作ったノートがありますよね。
そのノートは、子供自身が自分で理解できるようにまとめたノードです。
ですので、そのノートを利用して教えます。
ノートに書いてあることは、子供の頭にも残っているはずなので、そこから導いてやることで理解がしやすいみたいですね。
親も分からないとき

小学6年生や中学生にもなると、勉強も難しくなってきて、大人の親でも分からなくて教えられないときがあります。
僕の娘は中1ですが、僕は頭が悪いのでもう教えられないです。
自分も分からないことはハッキリと子供にも伝えます。
そして先ほども言いましたが、一緒に学ぶように、教科書などで調べます。
後は、間違ったことを教えるのも怖いので、プロに任せます。
先生に聞くように仕向けます。
でもちゃんと先生に聞いてるのかどうかはちょっと怪しいです。
先生に聞きなおすことが出来ない子もいますからね。
せっかく子供が勉強意欲高く頑張ってるので、教材等も検討してもいいですよね。
中学になると、親は本当ついていけなくなりますから…(苦笑)
ただ、教材もピンキリで、自分の子供に合う教材を選ぶことが大事です。
最後に
子供に勉強を教えるって大変ですよね。
大変ですけど、子供が僕たちを頼ってくれていることを忘れないでください。
頼ってくれてるのに、それに応えてあげないと可哀そうです。
今回お伝えしたことはあくまで僕が行っている、子供に教える時のポイントです。
これが正解というわけではないし、他にもやり方はあると思います。
でも一番は自分の子が知りたがっていることの根本的な部分を教えてあげることかなと思います。