
子供が塾をサボる原因を見極めて、正しい対処をしましょう。
サボることが当たり前になって、定着してしまう前に。
なぜ塾をサボるのか、なぜ塾に行かせるのか。
あなたの子供に本当に必要な勉強とは何か見ていきましょう。
もくじ
子供が塾をサボる原因

塾にも色々あり、進学を目指すガチガチのとこもあれば、個人で経営されているゆるい塾もあります。
どちらにしろサボるという行動に問題があるのですが、どんな塾なのかによっても原因は変わりそうです。
僕が子供の頃は地方住まいで、個人で経営されている塾に通っていました。
そして残念ながら、サボる癖はしっかりついていました・・・
行くには行くのですが、1時間の授業をしてもらえる塾に30分遅れて行ってました。
友達と遊んでから、確信犯で遅刻して行ってました。
つまり遊びを優先していたんですね。
そんな僕のようなサボり癖の原因を考察してみます。
そもそも勉強が嫌い

まず勉強が嫌いです。
成績も悪いし、テストもいつも低い点数ばかり。
勉強をする習慣が出来てないんですね。
それから勉強の仕方も身に着いていない。
塾へ行っても持て余すんです。
子供本人はここまで自分のことを分析できないでしょうから、自分では気づいてないかもしれません。
そんな状態で塾へ行ってもつまらなさ過ぎるんです。
成績が悪いから、頭が悪いからという理由で、塾に入れれば成績が上がる、勉強が出来るようになると思ったら大間違いですね。
そもそも学校で勉強が上手くできてないのに、塾へ行っても同じです。
勉強が好きじゃないという原因があるので、そこを解消するのが本当の成績を上げる対処方法です。
嫌いな勉強の場を増やしたって、そこで勉強を真面目にするわけがありません。
子供にしたらストレスが溜まる場所に行くことになるので、サボりたくなるのは目に見えてますね。
本当にサボるかどうかは子供次第ですが、サボらなくても塾で遊んでいたり、全然頭に入ってないことも可能性大です。
授業についていけない

塾へ通い始めた頃はちゃんと行ってましたし、サボるようになっても30分は授業を受けていました。(苦笑)
もともと勉強が苦手なので、授業を受けていても解らないんですね。
まったく授業についていけない状態でした。
学校でもそうですが、授業がわかりにくい、理解できない状態での勉強の時間は苦痛です。
苦痛な時間からは逃れたいのが大人も子供も当たり前の心理です。
そして子供は意思が弱いです。
サボることが容易にできる環境ならサボってしまいますね。
友達とつるむのがステータス

塾をサボって何をしているかというと、友達と遊んでいました。
そして友達と悪さをしたり、友達の家で数人が集まりゲームをしたりしていました。
友達と同じことで時間を共有することが、しかもちょっと悪いことだと理解しながらするのがステータスとなっているんですね。
勉強ができないこと、学力が低いことを気にすることなく、むしろそれを不良への憧れのような部分に利用しているんです。
上手く説明できませんが、心理的には悪いことを友達とすることで、優越感を感じていると言ったところでしょうか。
これが、普段は家に居るべき夜の時間に出来ることでよりステータスを感じます。
つまり塾へ行くことを口実に、裏ではそういった友達とつるみたいという気持ちがあります。
勉強をした成功体験がない

これまで勉強をしてきたけれど、ちっともテストで点数がとれない。
成績も上がらない。
こんなことを繰り返していたら、勉強が嫌になるのは当たり前です。
勉強をすることで得られる喜びや面白さ、そういったものを知らない子供は、段々と勉強から離れていきます。
僕の経験ですが、テスト勉強を多少はしました。
でも勉強の仕方もわからず、質も効率も悪い勉強方法でした。
ですので、点数は悪かったですが、その中でも勉強をしたところが出題されて正解出来た時はうれしかった記憶があります。
これをもっともっと感じることができるといいのですが、まだまだ勉強が苦痛であることの方が強いために、勉強をする習慣が続きません。
勉強をする短期的な目標が持ててないのが原因ですね。
塾へいって勉強したって、結果は同じ。
子供はそう思っています。
先生がぬるい

塾の先生がぬるいのもあります。
塾の先生からしたら、やる気のない生徒やサボる生徒、毎回遅刻する生徒がどうなろうと知ったこっちゃないのです。
もちろん一生懸命な先生もいらっしゃいます。
でも中には、塾代を支払ってくれたら、それでいいですから。
授業以外の面まで見るなんて、面倒なことまでは首を突っ込まないです。
そういった塾の講師だと、サボっても叱られません。
遅刻していってもとても優しいです。
要は放ったらかしにされるので、子供はやりたい放題になっちゃうんですね。

できれば、悪いことは悪いで、注意くらいして欲しいのですが、そういった先生は注意しないです。
それで辞められたら塾代が入らなくなりますからね。
誤解が無いようにもう一度言いますが、そんな塾の講師もいますよってことで、一生懸命で子どもの為に身を削ってくれる素晴らしい講師も沢山います。
ついてこれる奴だけついてこいスタイルですね。
勉強できない奴は落ちこぼれていきますよってことです。
複数の生徒を受け持つ塾、学校は仕方ないですが。
一人の勉強が遅れている子に合わせて授業を進めていくわけにはいかないですからね。
塾に行かせる理由は?

あなたは何故子供を塾に行かせるのですか?
- 子供が行きたいと言ったから。
- 子供の成績を上げたかったから。
- 頭が悪いから。
- 勉強をしないから。
ここで問題なのが、親のエゴで塾に行かせてないかです。
子供が行きたくもない、塾にまでいって勉強を更にしたくないなんて思っていたら、それはサボりたい気持ちが芽生えるのも当たり前です。
勉強で大事なのは、本人のやる気です。
押し付けで勉強をやらせても学力は身に着きません。
サボらないまでも、嫌々勉強していたら大した成果も出ないです。
ですので、サボらないで塾へ行って欲しいのであれば、ちゃんと子供の意見も聞いてあげることをして下さいね。
ただ「行ってこい」じゃ無責任すぎます。
「何で塾行かなくちゃいけないの?」ってなりますよ。
義務でもない塾へ行ってまで勉強をするんです。
なのに、その前に大事なものが抜けています。
子供の意志をないがしろにしないでくださいね。
子供にとって必要な勉強を明確に

子供が塾をサボるなんて、本当に残念ですよね。
塾代だってかかるし、時間ももったいないです。
わざわざお金を払って子供に悪いことをさせているようなものです。
いつまでもそんなことをさせておくわけにはいきません。
まずあなたの子どもにとってどんな勉強が必要なのかを考えましょう。
勉強が苦手で嫌いで成績が悪いのであれば、その原因を明確にして下さい。
授業についていけない理由として、基礎がちゃんと学べていないことがあります。
例えば、英語なんて最初から順に理解していかないと、進んでいく授業はずっと解りません。
ですので、基礎からやり直す必要があるんです。
そういった学力の問題は、塾へいって解決できることじゃないんですね。

授業についていけないから勉強が嫌い、更に勉強をしなくなる、難しくなる授業にもっとついていけなくなる・・・
この悪循環を断ち切る必要があります。
基礎や、途中の理解できていない部分にさかのぼる「戻り学習」をしましょう。
ですので、あなたの子がしっかりと学べていない部分を見極めて、授業についていけない理由である足りない部分を勉強できるようにしてあげるのが最初の一歩です。
でも勉強が嫌いですから、中々思うようには勉強をしてくれないです。
今までと同じ勉強方法では改善は難しいです。
勉強に対する姿勢を変えたいです。
集中できる勉強方法を身につけさせたいです。
結果を出させたいです。
それには塾では難しいです。
親の協力が重要です。
こちらの記事も参考にしてみて下さい。
⇒小・中学生が自分から勉強する子になる方法
質のいい勉強方法というのは、人それぞれです。
自分に合った勉強方法というものを確立しなくちゃいけないです。
勉強ができる子はそれを持っています。
だから勉強も苦じゃなく楽しむことができるんですね。
うちの子に話を聞いてみたので、良かったら読んでください。
⇒子供が勉強嫌いの人へ。うちの娘が勉強を楽しいと言う理由。