
宿題をすることに効果がない、それは嘘か誠か。
意味のないことを長年やってきたのでしょうか。
そして本当に子どもにとって必要な勉強とは。
おすすめの質が高い勉強法も紹介します。
宿題は効果なしの真実

宿題をやってもその効果はなし、学力アップにはつながらない。
むしろ悪影響すらあり得ると言いう話が広まっていました。
しかもこれは研究の結果より導き出されたといいます。
「僕たちはなんて無駄な時間を過ごしてきたんだろう・・・」
そう思ってしまいますよね。
その研究結果を発表したのは、アメリカ デューク大学のハリス・クーパー教授です。
彼の論文を基に、日本の新聞社により翻訳抜粋し掲載されました。
ところがですね、これには真実が隠されていたんです。
つまり、「宿題をやっても効果がなく、悪影響だ」といった旨の翻訳、また抜粋した部分は間違いや一部分だけだったため、本当のことが伝えられていませんでした。

ハリス・クーパー教授が本当に伝えたかったのは、
宿題は小学生の内は学力アップよりも、責任力や勉強の習慣だったり、
そういった部分を伸ばす意味合いが強い。
長い時間をやればいいというわけではない。
小学生ではもっと宿題の時間を少なくしてもいい。
責任力だったりは普段の家での生活などでも養える。
高校生頃になると、宿題の効果も得られるようになる。
しかしこれも長時間では効果が下がる。
実際にはこのようなことを伝えていました。
決して宿題に効果がないや、悪影響だといった旨のことは言ってなかったんですね。
ただ今の宿題のあり方にはちょっと疑問があるとのことですね。
それには僕も同感します。
宿題はこうあるべき

僕の主観になりますが、ハリス・クーパー氏が言うように、
宿題が多すぎるのはいかがなもんかと思っています。
宿題を真剣に、しっかりとする子供にはそれなりに力はつきます。
その日に学校で習ったことの復習になり、理解度を高めて頭に定着させることが出来ると思います。
でも多くの子供たちが、
「宿題が面倒だ」
「面白くない」
「やらないと叱られるからとりあえずやっておくか」
こんなような感じでやっています。
そういった子供たちには宿題の効果はどれだけやっても、
薄いかと。
宿題は全くないのもいいとは思わないので、
やはり短時間で済む程度にするのが僕の考えです。
例えば、ドリルの問題数がもう少し少なくてもいいのかなと。
僕が子供の頃も、娘や息子がやっている宿題を見ていても、
未だに計算ドリルの20問とか、「多っ!」って思っちゃいます。
もうそれだけで勉強に対するやる気が無くなってしまうんですよね。

うちの子も、金曜日に学校から帰ってくると、
「宿題たくさん出たー」
って嫌そうに言ってますもん。
量をこなす宿題の出し方はやめにしませんか?
子供に理解しやすい質のいい問題を、短時間で出来るようにして欲しいです。
そして、もう少し自主勉強の宿題の方に時間が取れるようにして欲しいです。
その自主勉強の宿題には条件や限定は付けないで欲しいです。
「ノート○○ページ分やってこい」などです。
自主勉強は、その子にとって必要な勉強をさせたいです。
子供それぞれに、将来の為に必要な勉強って違うと思うんですね。
英語が必要な子、国語が必要な子、数学が必要な子など。
音楽や体育が必要な子だっています。
将来のために本当に必要なことが出来る自主勉強にしてあげたいです。
その勉強の方法も自由です。
学校の教科書やドリルからだけでなく、
その子たちそれぞれのやり方や、その家での教育があると思います。
それを尊重して欲しいです。
「学校で先生に叱られるから」といって自分を制限してしまう、
ちょっと理不尽な面も少なからずありますので。
ルールを守ることは大事ですが、別にそれを宿題とかで学ばせなくてもいいですしね。
質の高い勉強をするには

自主勉強の時間が増えるような宿題がいいとお話ししました。
自主勉強をしてくるという宿題です。
そして自主勉強に「○○ページやってくる」といった条件や制限はつけないでと。
その理由の一つに質のいい勉強が出来るようにという意味もあります。
自主勉強を「○○ページやってくる」といった宿題になると、
ただノートを埋めてしまうだけになりかねないですので。
それこそ、その宿題の効果が少なくなるので、遊びや家族とのコミュニケーション、
友達との付き合いなどにもっと時間を使った方がいいかと思います。
でも全国の自主勉強という宿題を、今僕が変えることはできないです。
ですので質のいい勉強を出来る方法をお伝えします。
勉強をする意味を明確に

まずはこれがないと、子どもにとって面倒で面白くないと感じるだけの勉強になってしまいます。
- なぜ学校で勉強するのか、宿題をするのか。
- 勉強をすると将来どうなるのか。
- また勉強をしないと将来どうなるのか。
- その子にとって今何が必要で、何が出来るのか。
こういったことを、その子の将来の夢や、将来やってみたいこと、
好きなことや興味があることから、子供と一緒に考えてみて下さい。
要は行動する理由付けですね。
人間は理由が無いと動けません。
嫌々動いても中身が伴っていません。
子供に目指すことが出来る様にしてあげて下さい。
勉強は短時間で集中し、理解しやすく

これが結構悩みどころですよね。
子供にはまだ質の高い勉強の方法は分からないです。
かと言って、親も分からないです。
そうなると、学校の教科書やドリルをやるといったことになります。
それでは、理解できなかったとこを自主勉強で理解するのも難しいです。
またドリルは集中がしづらいですよね。 僕はそうでした・・・
塾にでも通わせますか?
それもいいのですが、子供が行きたくないのに無理やり行かせては、
質の高い勉強法とは言えないです。
塾代だって高いですからね。
じゃあ親であるあなたが教えますか?
この何故か忙しいご時世、そんな時間ない。
そもそも親も勉強が分からない。
これも現実的じゃないです。
ではどんな自主勉強が良いのか。
僕があなたにおすすめするのは映像授業です。
質を高めた1コマ15分程度の短い授業で構成されていて、
凄く分かりやすく解説してくれる、日本でも最高クラスの講師の授業です。
また映像を見るだけじゃなく、
その映像授業を受けた後、関連したテキストに書き込むといった勉強方法です。

短時間で集中して、理解度も高めることができます。
その映像授業、こちらの記事で紹介しています。サンプル動画もあります。