
中学生でも小学生でも、勉強時間はよく問題視されたりします。
でも「もっと勉強しなさい」なんて言葉は無責任にさえ聞こえてきます。
なぜなら中学生にそんな何時間も勉強出来るわけがないからです。
大切なのは量と質。
中学生の勉強時間の理想は

よく言われるのは、学年×10分+αです。
各地区で多少の誤差はあるかもしれないですが、上記に近い勉強時間が推奨されています。
うちの娘の中学校では、学年(1年=1時間)+1時間と言われたそうです。
つまり中学1年生ならば2時間の勉強をしなさいということです。
- 1年生だと2時間
- 2年生だと3時間
- 3年生だと4時間
長いですよね。
正直そんなに勉強できないです。
中学生は勉強時間が取れない

中学生になると毎日部活があります。
土日も部活があります。
学校から帰ってくるのは、いつも午後6時半近くなんです。
そこから2時間から4時間も勉強する時間は確保するのは困難です。
単純に6時半+4時間だと、もう10時半です。
ご飯を食べる時間や風呂に入る時間も入れたら、寝る時間が何時になるでしょうか?
成長期である子供にとって、睡眠は三大要素の1つで、凄く重要なものです。
勉強に関しても寝不足は大敵です。
ちょっと矛盾してるんですよね。
文武両道なんて言葉はありますが、これが出来る子は中々いないです。
何かを得るには、何かを失うことが仕方ないのかもしれません。
でも、勉強は大事なんです。
部活も楽しいし、頑張りたいです。
勉強の為に部活を捨てる。
部活の為に勉強を捨てる。
そんな判断、中学生の子供にはできません。
なんとかバランスよくしていきたいものです。

僕が中学1年生の時の話です。
バスケ部に入っていて、毎日朝練をしていました。
授業中に眠たくて、つい寝てしまうことが度々あり、先生に呼び出されました。
※ちなみに授業中に眠い時の対策はこちら
⇒授業中に眠い時の原因と対策方法。ちょっと荒業的かも・・・
朝練で… と説明すると先生は、
「だったら朝練行くのを辞めなさい」
と言いました。
もう理不尽極まりなかったですね。
部活も学校の決まりで必ず入らなければいけない、朝練をサボったりすれば叱られる。
なのに、勉強できないなら部活をするなって…
同じような思いを多くの子がしています。
完璧には行かなくても、部活をしながら勉強も疎かにならない方法が必要です。
理想は勉強時間ではなく量と質

中学生の理想の勉強時間の時間にこだわることは辞めてみましょう。
先生が時間を見張ってるわけじゃないですからね。
中学生の理想の勉強は、量×質です。
時間と量は違う

時間と量は同じに感じますが、全く違います。
量とは言い換えれば数です。
1時間で3ページの勉強と、30分で2ページ勉強なら、時間に対する量は後者の方が多いですよね。
目指すは効率よく量をこなすことです。
しかし、ただ量を多く勉強するのでは意味がありません。
質のいい勉強を、量をこなすことが大切になります。
勉強の質を上げるには

では勉強の質を上げるにはどうすれば良いのかです。
勉強にやる気があること。
勉強を嫌々やっていてはどれだけやっても頭には定着しません。
自分にとって勉強が必要である理由が欲しいです。
それには目的を持つことです。
⇒勉強する習慣をつける方法は3つの動機+やる気が強い子になる子育て
勉強をする場所でも、勉強の質は変わってきます。
子供の性格などにより様々かもしれませんが、あなたの子にとってはかどる勉強場所を見つけるといいです。
リビング学習なんかは良くお勧めされています。
うちの子もいつもリビングで勉強しています。
⇒子供の勉強机はどうしてる?リビング学習の机の配置
友達と勉強するのも、実はメリットがあります。
友達と一緒だと遊んでしまいそう、お互いに甘えが出てしまいそうだと思いますが、
これも子供それぞれで、やってみたら思いのほか勉強がはかどったなんてこともあります。
⇒友達と勉強するとはかどらない?効率よくする場所は第3者がカギ
他にも色んな勉強の質を上げる方法があります。
今までと同じことをしていては変わりませんので、できることからでも試してみて下さいね。
⇒勉強の質を上げる6つの方法+α これを知らない人が多い
まとめ
- 中学生には勉強を何時間もする余裕がない。
- 文武両道はまず難しい。
- バランスよく部活も勉強もこなすのに大切なのは勉強の量と質。
あまり勉強の時間にこだわるのは意味がないかもしれません。
例えば、同じ2時間を勉強しても、学力が付く子もいれば付かない子もいますよね。
時間よりも、勉強に対する姿勢ややり方が優先して大事にです。
可能な時間で、いい勉強ができるようにサポートして上げて下さい。